期間工インタビューまとめ

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期間工インタビューまとめ

現役期間工の方、過去に期間工をされていた方にインタビューをさせて頂きまとめました。

インタビューはそれぞれ個別の記事に詳しくまとめているので、気になったインタビューがあれば個別記事をチェックしてください。

ジヤトコでの体験談:40代男性

震災と借金返済を機にジヤトコ期間工として1年間勤務した40代男性の体験談です。

ジヤトコ期間工の仕事内容、労働環境、寮生活、収入、メリット・デメリットなど、リアルな実態に迫りました。

期間工という働き方を選んだ理由

当時44歳だった男性は、東北大震災の影響で引っ越しが必要になりました。

そして両親の借金返済を手伝う必要があったことから、高収入を得るために期間工を選んだそうです。

特に借金返済が喫緊の課題であったため、給与の額を重視して仕事を探していました。

業務内容

男性は、カムリングという部品の研磨ラインを担当していました。流れてくるカムリングを機械にセットし、研磨、品質チェックを行うという流れ作業です。

仕事自体は2~3週間で慣れましたが、立ち仕事でライン作業という環境のため、体力的に非常にきつかったようです。

ひっきりなしに部品が流れてくるため、体調を崩して早退してしまうこともあったといいます。

生活環境

男性は、工場から離れた場所にある6畳一間の集合寮で生活していました。

トイレ、洗面所、風呂は共有で、食事をとるための設備はサロンと呼ばれる場所に一口コンロが設置されているのみでした。

そのため、食事は工場の食堂で済ませるか、スーパーで食材を買ってきて自炊する必要がありました。

寮の周辺にはスーパー以外にお店はなく、生活には不便な環境だったようです。

期間工仲間との交流

寮では、他の期間工たちと交流する機会がありました。 年齢層は30代から60代までと幅広く、特に40代~50代が多かったようです。

男性の寮では関西出身者が多く、毎晩のように飲み会が開かれていました。

男性は、職場の雰囲気は良好で、同僚や上司は親切な人が多かったと語っています。

給与・待遇

男性は、期間工として働き始めてから月40万円程度の給与を得ていました。

そのうち10万円を自分の小遣いとして使い、15万円を両親に送金、残りを貯金に回していたそうです。

マツダでの体験談:40代男性

転職活動が難航していた43歳の男性が、マツダの期間工として約半年間勤務した経験談を紹介します。

業務内容や職場環境、給与・待遇など、期間工という働き方の実態に迫ります。

期間工という働き方を選んだ理由

転職活動に行き詰まり、次の仕事が見つかるまでの繋ぎとして期間工を選びました。

期間を定めて働けること、そして一時金がもらえることが魅力でした。

業務内容

CX-5の製造ラインで、組立部門を担当しました。エンジンに取り付けられたエアコンや排気ダクトを、次の工程でエンジンを車体に組み込みやすいように取り外す作業でした。

車両の製造工程の中でも、まだ自動化が進んでいない工程だったため、肉体労働が多く、体力的に大変な仕事内容でした。

生活環境

自宅から通勤していましたが、同僚の多くは寮に入っていました。

寮には、マツダが用意した寮と、派遣会社が用意した寮の2種類があり、マツダの寮がいっぱいの場合は、派遣会社の寮に入ることになります。

マツダの寮は工場近くにあり、派遣会社の寮は周辺の駅から電車で1~2駅ほどの場所にあるワンルームマンションでした。

職場では、他の期間工とコミュニケーションを取る機会が多くありました。休憩時間には一緒に食事をとったり、仕事終わりに飲みに行くこともありました。

また、職場では年齢や出身地が異なる様々な人と関わる機会があり、人間関係は良好でした。

給与・待遇

約半年間の勤務で、入社祝い金を含めて約170万円を受け取りました。 内訳としては、月収が約40万円で、入社祝い金が20万円でした。

12月に入社したため、冬季一時金として2~3万円の支給がありました。

三菱での体験談:28歳男性

職歴に不安を抱え、まとまった貯金をしたいと考えていた男性が、三菱自動車の期間工という働き方を選び、5年間で1000万円以上貯金した経験について紹介します。

業務内容

男性は、以前塗装関係の仕事に従事していた経験を活かし、三菱自動車岡崎工場の塗装工程に配属されました。 具体的な業務内容は、塗装後の車のバリ取り作業です。

車の塗装工程において、ムラやバリ、塊などが発生することがあります。男性は、ラインで流れてくる塗装後の車に対して、そうした不具合を除去する作業を担当しました。

業務のきつさについては、以前の職場での塗装の仕事と比較して「少し楽だった」と語っています。

仕事の辛さは10段階評価で「4」か「5」程度で、塗装の仕事で最も大変な塗料の匂いにも慣れていたため、比較的楽に作業できたようです。

肉体的な負担は、重たいものを持ち上げる作業はなかったものの、常に体を動かす作業だったため、期間工開始当初は体重がかなり減ったと述べています。

また、慣れない動きで指を酷使したため、ばね指を発症してしまったとのことです。

生活環境

男性は三菱自動車の期間工として働く間、寮で生活していました。

寮は個室で、テレビやクーラーが備わったワンルームタイプでした。 トイレ、洗面所、風呂、洗濯機などは共有スペースとして利用できました。

食事は寮で提供されていたため、自炊の必要はありませんでした。

買い物は、寮の近くにコンビニがあったほか、レンタル自転車を利用してドラッグストアにも行くことができたようです。

期間工仲間との交流については、男性は貯金に集中するため、また、人付き合いがあまり得意ではないという性格もあり、積極的に交流することはありませんでした。

休日は、寮の部屋でWi-Fiを使って動画を見たり、スマホゲームをして過ごしていたとのことです。

給与・待遇

男性は期間工として年間約420万円の収入を得ていました。月収にすると約20万円で、残業時間などによって変動がありました。

給与以外に、入社祝い金として20万円、3ヶ月ごとには満了金が支給されました。

満了金は、最初の支給が9万円、半年後は約30万円、12ヶ月後は40~50万円と、勤務期間が長くなるにつれて増額されました。

これらの給与や手当により、男性は5年間で1000万円以上の貯金を達成することができました。

まとめ

期間工インタビューはこれからも続けていく予定なので、定期的にこちらの記事をチェックしてください。

期間工は人によって「合う」「合わない」が分かれます。更に配属される工程によって肉体的なキツさが天と地ほど変わることもあるんですよね。

こういった経験談を知っておくことで、期間工になったときに、

「意外と期間工は自分に合っているな、もうちょっと続けてみよう」

「この工程きつ過ぎるな、工程変更してもらえないかいてみよう」

等といった判断材料にもなります。

気になった体験談は、ぜひ個別記事の方に飛んでいただいてチェックしてみてください。